春を感じるようになってきた時期、第3回もお楽しみください。
徳川吉宗公が作った庶民の桜の名所、渋沢栄一翁も住んでいた東京都北区飛鳥山
東京都北区飛鳥山。渋沢栄一翁が晩年住み、東京23区初の大河ドラマ館があった場所。
実はこの飛鳥山、都内の桜の名所の一つ。
八代将軍徳川吉宗公が庶民の憩いの場として桜を植えたことから、現在も桜の名所として親しまれている場所です。
敷地内にある飛鳥山博物館の常設展にはそのお花見に関する展示も。花見弁当の内容はそれはそれは豪華。
北区飛鳥山博物館 https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/
※ラジオ中「飛鳥山資料館」と発言しておりますが、正しくは「飛鳥山博物館」です。訂正してお詫び申し上げます。
コロナ禍前は飛鳥山の麓にある飲食店も大賑わいでした。
そんな飛鳥山博物館の常設展には花見にちなんだ展示もあります。
1801年に発行された『料理早指南』に掲載されている花見弁当
江戸時代の1801年(元号は享和)に発行された『料理早指南』。
料理の名称、材料や装い方などの基本が図解付きで書かれている本で、くずし字ですが現代人の我々でも読めるところがたくさんあります。
その中にはお花見弁当のページも。三段重の詰め方など、彩や工夫を感じられます。
料理早指南(人文学オープンデータ共同利用センター) http://codh.rois.ac.jp/pmjt/book/100249500/
なんとデジタルアーカイブで中身をまるっと画像で閲覧できダウンロードも可能。
当時の人はどんな料理を作り、食べられていたのか?その一端を知ることができます。
江戸時代の豪華な花見弁当、その中身は?
米食文化研究所さんではその『料理早指南』のお弁当を再現。それはそれは豪華なお品が並びます。写真はぜひリンク先からチェック!
米食文化研究所 弁当ライブラリー https://kome-academy.com/bento_library/recipe.html
非常に驚いたのがお刺身があること!
このような豪華かつ生ものを持参できる方々は、氷なども用意できる“庶民”ではない方かも…と思いますが。本当に豪華で美味しそうなご馳走です。
幕末の志士たちにはなかなか食べられない…?
幕末の志士たちはこのような豪華なお弁当でお花見をすることはなかったと思いますが、彼らは彼らで京都で豪華な食事を食べたかもしれませんね。
ちなみにお花見の際のお酒については特に記載がないですが…地元のお酒を持って行って飲んだりしたのかも。
再現のお弁当にはこのような記事も。注文してみたいものです。
近茶流宗家が江戸時代の”テイクアウト”花見弁当を再現!
https://www.fujingaho.jp/gourmet/seasonal/a39305381/edojidai-hanamibento-saigen-20220313/
坂本龍馬さんが食べたであろう越前で食べた再現料理
再現料理といえば!と思い出した剛さん。
坂本龍馬さんが由利公正さんと会談した莨屋旅館跡横にある料理屋で、龍馬さんが食べたかもしれない再現料理を食べたとか。
福井県の与志田さんでの再現料理については、検索してみたもののメニューや記事の確認はできておらず、内容はわからないので15、6年前の話としてお聴きいただければと思います。
幕末に限らず、現在は江戸や幕末、明治や大正の再現料理を食べられるお店やイベント、作れるサイトも結構ありますね。
食から想いを馳せてみるのも面白いと思います。
LINEスタンプ宣伝
東京幕末GARAGEは2021年12月より毎月LINEスタンプをリリース中。第一弾&二弾は坂本龍馬さん、2月末販売の第三弾は勝海舟先生です。

現在は新選組スタンプを制作中!もうしばしお待ちください。
収録日2022年3月18日 / 使用楽曲著作権:甘茶の音楽工房様、MusMus様、魔王魂様、効果音ラボ様
※収録はリモートで行っております