オープニング~湿版写真イベントあったよ
2022年2月に東京・池袋であったイベントの中に、幕末の技法を用いた湿版写真を撮れるイベントがありました。
WEBメディア『ロケットニュース』にてその様子が記事になっております。
あっという間に歴史人物の写真になれる湿版写真。これは惹かれますね~!
人生で初めて「湿板(しっぱん)写真」の撮影を体験したら、一瞬で歴史上の人物になった!!
https://rocketnews24.com/2022/02/17/1601985/
『青天を衝け』でも登場した湿版写真
このイベントで撮影をされたのは東京・日暮里にある『LIGHT&PLACE 湿板寫眞館』(以下記事内では読みやすさを考慮し“ライトアンドプレイス”と表記させていただきます)さん。
時代劇などでも撮影協力をされていらっしゃるそうで、2021年の大河ドラマ『青天を衝け』では徳川家康公の湿版写真を担当されその撮影秘話や状況もドラマ公式サイトにて紹介されておりました(現在は公式サイトはございません)。
今現在でも当時の技法で撮れるんだ…!と驚きました。
イベントは終わっておりますが、予約すればいつでも撮影可能。
ガラス版でいただける写真、一生ものとして一枚記念撮影すておくのはとても良いのではと思います。
はがきより少し大きいサイズから撮影できるそう。キャビネや六つ切りなど大きさを選べます。
現代の撮影時間は6秒。首にあるものをつける?
さてその湿版写真、撮影方法はやはり今とは大きく異なる点が。
まず露光時間は6秒ほど。現代人には結構長く感じますよね。動かないために首を固定する器具を付けるとのこと(!)。
昔は長いもので20~30秒かかったそうなので、6秒でも短いそう。
120~90年前、明治から昭和初期の頃のレンズにこだわっていらっしゃるそうです。
現像までは約2時間。現像時間中日暮里のほのぼのした風景を楽しむのも良いと思います★
ライトアンドプレイスさんで撮影された皆様のギャラリー
http://lightandplace.com/photo_gallery.html
幕末当時の写真撮影の値段はおいくら?
幕末当時のお値段は一体いくらだったんでしょうか?
幕末は物価の変動が激しい時代なので一概には言えませんが、幕末期の写真家として有名な長崎の上野彦馬さんの写真館では一枚二分。二分は一両の半分で現代に換算して大体5~8万円と推測します。
幕末当時に写真を何枚も撮られている歴史人物は多いですが、写真代をどこから調達していたのだろうか?というのは不思議なところです。
岩崎弥太郎さん、後藤象二郎さん、新選組の写真話
上述した通り、写真一枚もそれなりにかかる幕末期。今でもたくさん写真が残っている後藤象二郎さんなど、当時は「まとめて撮るから安くして」などのやりとりもあった…!?のかもしれませんね。
ちなみに新選組は近藤さん土方さんの写真は残っていますが、沖田さんとされる写真は現段階でまだありません。
近藤さんは京都にいた当時の写真なので、どこかのタイミングで全員で撮った写真があるのではないだろうか?などと妄想しておりますが、もしかしたらこれから出てくるかもしれないですね。
写真に魅せられた方、徳川慶喜公
人を撮ったもの、撮られている方だけではなく、何かを撮影した写真が残っているのが徳川慶喜さん。
子どもや猫を撮影した写真が残っています。
風景も合わせ、当時はどんな気持ちで撮ったんだろうか、可愛いなと思いながら撮ったのかななど空気感も含めて親近感を感じるものでもありますね。
LINEスタンプ販売中
東京幕末GARAGEは2021年12月より毎月LINEスタンプをリリース中。
第一弾&二弾は坂本龍馬さん、2月末販売の第三弾は勝海舟先生です。
収録日2022年3月11日 / 使用楽曲著作権:甘茶の音楽工房様、MusMus様
※収録はリモートで行っております